自転車技士の試験で一発合格した私がポイントを解説していきます!!
そもそも合格率や難易度は??
令和4年度の自転車技士の合格率は下記の通りとなっています。
- 実技試験65.6%
- 筆記試験69.4%
- 総合合格51.8%
実技試験や筆記試験単体で見ると合格率が高いけどどちらも合格の総合合格は51.8%と低めなんだね〜
あらゆる資格の難易度を決めているサイトなどでは「易しい」や「簡単」というふうに紹介されていますが実務経験2年以上の受験者が受けて総合合格は2人に1人ということで決して楽に受かる試験とは思えません。
また、自転車の知識が豊富で技術に自信があっても自転車技士試験という限られた時間の中で受験するので簡単ではない試験といえます。
もちろん何も対策せずに受験すると無理だけどしっかり対策すれば一発で受かることはできるよ!
実技試験のポイント
- リム組から振れ取りまで30分以内に終わらせる
- 一発不合格になるミスをしない
- 終了10分までに完成させ、調整など最終チェックをする
リム組から振れ取りまで30分以内に終わらせる
実技試験のポイントはいかにリム組を早くできるかで試験の成績を左右します!!
実技試験の合格の要因の半分はリム組といっても過言ではありません。
実技試験は80分間で分解した自転車を完成者にして乗れる状態にしますがスタートから30分以内にリム組をして振れ取りまでしておかないと最後の調整まで間に合いません。
うまく車輪の振れが取れないと時間をかけてずっと振れ取りをしてしまいがちですがある程度で見切りをつけて30分で次に進む必要があります。
自転車技士の練習ではとにかくリム組の練習を重点的にやっていきましょう!
練習で25分くらいでできるようにしておけば本番少し時間がかかっても大丈夫です。
25分でリム組ってけっこう大変そうだね〜
なにかいい方法ないかな??
もちろん練習あるのみ!!
だけど少しでも楽に速くするには工具選びが重要になってくるよ!!
一発不合格になるミスをしない
一発不合格になるミスをしないなんて当たり前と思うかもしれませんが何が一発不合格になる審査基準かを事前に理解しておかないといけません。
一発不合格になる事例は・・・
- 未完成
- 車輪の振れ幅が2.0mm以上
- スポーク張力150N以下のスポークが3本以上
- ヘッドにガタがあったり、円滑に回転しない
- ハンドルステムとホークの組付けが甘く容易に動く
- ブレーキが効かない
- 変速が全段に至らない
- 車輪を下方向にたたいてずれる
- ハブにガタがあるもの、円滑に回転しないもの
一発不合格にならないよう事前に審査基準を確認する必要があるね!!
終了10分までに完成させ、調整など最終チェックをする
実技試験は審査基準の中から減点方式で採点されます。
さまざまな項目の中から減点項目をひとつでも減らし、合格ラインを超えることが必要になってきます。
そのためには開始から70分で完成させて残り10分でひとつひとつ最終確認することで減点を防ぐことができます!
減点項目は例年同じような内容で公表されています。
車輪の振れ・スポーク張力・変速調整・ブレーキ調整・リフレクターの角度など減点が多い項目は意識して確認するといいでしょう!
自転車技士におすすめの工具は??
自転車技士試験に一発で合格した私が実際に使用した工具などを紹介します!!
電動ドライバー
リム組のスピードを上げる方法として手っ取り早いの電動ドライバーです!
私も電動ドライバーを使うことで25分くらいでリム組できるようになりました!
一定のところまでニップルを締めるのにはめちゃくちゃ速くてラクです。
電動ドライバーとニップルを掴むスティックが必要ですが比較的安く費用対効果は抜群です!!
ニップル回し
リム組を何度も何度も練習するとニップルをなめてしまいます。
パークツールのニップル回しは比較的なめにくく、持ち手がラバーでとても使い勝手がいいのでおすすめです!
振れ取り台
ミノウラの振れ取り台は自転車技士会場で体感的には6割くらいの受験者が使っているほどとんでもなく使われています。
値段もお手頃で軽くて持ち運びが簡単なので自転車技士にはもってこいの振れ取り台です!!
学科試験のポイント
- とにかく過去問を解く
- 過去問の改正された問題に気をつける
- マークシートを見返して確認する
とにかく過去問を解く
「テキスト」と「過去3年分の過去問題集」を日本車両検査協会で注文することができるのでその過去問をひたすら解いていくことが学科試験合格の一番の近道です。
若干問題が変わりますが出題傾向は毎年同じなので出題傾向をつかんでどの年度の問題も合格点取れるようにしていきましょう!
1問5点で100点満点中70点以上取れば合格なので過去問で90点くらい取れるようにしておけば本番で新しい問題が出ても70点は取れるので問題ないでしょう。
過去問の改正された問題に気をつける
JIS規格など定期的に改正されるので過去問の答えがすべて正解とは限りません。
2019年に改正があったりと今後も改正があるかもしれないので過去問と同時にテキストで確認することをおすすめします!
マークシートを見返して確認する
学科試験の時間は技士・安全整備士の両方受験で70分、技士のみの場合で50分です。
マークシート記入式なのでわからない問題でも埋めることは可能です。
実際に受験してみて思ったのが時間がめちゃくちゃ余ります!
問題を2周しても時間が余るくらいなので絶対に問題を解いたあとに再度見直しをしてください。
マークシート式なので1問ずれてしまうと全部ずれるので時間が余っても油断せず確認が重要になってきます。
まとめ
- 自転車技士の令和4年合格率は実技試験65.6%、筆記試験69.4%、総合合格51.8%
- 実技試験では「リム組30分以内」「一発不合格のミスをしない」「終了10分前に完成し、最終チェック」
- 学科試験では「とにかく過去問」「改正された問題に注意」「本番はマークシートを見直し」
1年に1回しか受験のチャンスはないので一発で合格できるよう受験する方は頑張ってください!!
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